葬儀は大切な人の思い出と一歩進むための時間

誰のために葬儀を行うのか?

親しい方がなくなったとき、葬儀にいくことが必ずありますが、そのとき、ご遺族の方やほかの方と、どういう風にお話しをしたほうがいいのだろうか、と考えて何も話せなかったことが何度かあります。
ですが、そんなときには、必ず亡くなった方の生前の思い出などを話してみるといい、ということを聞いたことがあります。
それは葬儀というのは看取った人たちと亡くなった方が、その人がもうこの世界にはいない、ということをきちんと意識するためのものだから、ということでした。

葬儀は残された遺族のためのセレモニー

生前のお話で盛り上がると亡くなった方も喜ぶ、という人もいます。
逆にお葬式は静かに過ごしたい、という人もいるので、一概には言えないことですが、それでも確かにその人が生きていたこと、そして大切な人だったということを思い出に変えることができる時間のきっかけになるのだ、ということです。

お葬式は泣く人も泣かない人もいます。

お葬式は人それぞれで過ごすものですので、そのときに思い切り泣いてその後はすっきりと思い出だけを残す人、そのときは泣けなくて、しばらくしてから泣く人などもいます。
そのとき泣かない人をおかしいという人もいますが、それは違います。
悲しみの感じ方は人それぞれでまったく違うので、少しずつその人が亡くなったことを感じる人もいるのです。
また、ときどきはその悲しみを怒りで表す人もいます。
その人はその場ではとてもいやな人に思えるかもしれませんが、本当はどうしようもない気持ちになっている人が多いのです。
葬儀はその場にいる人たちの心と時間を少しずつ前に進めるためのものです。
大切な人を亡くしたときは人は悲しいものですが、その時間で前に進む一歩を作ることができるのです。